2008年07月30日

ギャザリング

「ギャザリング」
クリスティーナ・リッチ スティーヴン・ディレイン他

イギリスのグラストンベリーで、
埋められていた古い教会が発見される。
通常とは逆に教会に背を向けたキリスト、壁に掘られた幾つもの顔。
美術専門家のサイモンはこの風変わりな教会を調査し始めた。
一方、サイモンの妻マリオンは、
キャシーという女性を車でひいてしまう。
責任を感じたマリオンは記憶喪失に陥った彼女を
一時引き取り、家に住まわせることに。
キャシーは彼らの2人の子供とすぐに打ち解け楽しく過ごすが、
次々と恐ろしい幻覚に襲われ、やがてそれは現実のものになる。


駄作臭がプンプンしてたんですが

クリスティーナに釣られて借りてしまいました。

予想とは違い、つまらないわけではなかったです。

可も無く、不可も無く的な・・・w

別段宗教的な話な訳でもなく、普通にホラーですね。

ただ、キリストを絡めているだけのホラーです。

クリスティーナは相変わらず魅力的な女性でした。

この映画では金髪で少し日に焼けた感じのメイクをしていて

いつものゴシックな雰囲気ではなく、

また違ったクリスティーナの魅力が出ていました。

「ギャザリング」というのは“集う者達”“群衆者”という意味です。

映画の中ではキリストの処刑を興味から見にきた、

言うなれば野次馬的な人々が呪われてしまい、

永遠に人々の悲劇を見るはめになってしまった“群衆者”なんです。

クリスティーナの役はまぁ実は“群衆者”の一員なんですが、

旅の途中で偶然キリストの処刑に居合わせてしまい、

一縷の興味から立ち止まってしまって呪われたという

他の群衆者とは少し異色な感じなんですね。

人の不幸を興味から見るのは悪い事ですよ、って映画ですね。

でも人間なんて結局そんなもんですから。

不幸なニュースに人々は必ず注目するし、

ホラー映画など人が殺されたりするシーンには

うわー、と思いながらも食い入って見てしまう。

人間は皆“ギャザリング”なんだと思います。


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Posted by jewel box at 14:17│Comments(0)映画
 
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